今回はちょいとキャラデザの話でもしてみようかと。

 短い記事になりそうなので普通のブログに載せようかと思ったけど、
創作寄りの話なのでサイトの更新も兼ねてこちらに載せることにしました。
追記:書いてみたらそんなに短くもなくなりました。

皆さん(というほどこのサイト見てる人いないと思うけど)、キャラデザする時どこまで作り込みますか?
創作される方へ限定の質問になってしまいますが。
自分の場合はそもそも気まぐれで、ちゃんと作る場合もあれば、かなり適当な時もあります。思い返してみると、「星に願いを☆」などのファンタジー物は比較的ちゃんと考えていますが、現代ものは適当なことが多いです。
ちゃんとしてる場合はなんも問題ないです。今回は適当な時の話。

まずは、下の画像をご覧ください。↓↓
これは今描きかけの「ジョンは今日も主役じゃない」という作品の主人公のいる教室のシーンの1コマなんですが、表情が省略されている奥の人は除いて手前の3人は主人公とそこそこ絡みのあるキャラ達です。実はこのコマでは手前にもう一人いるのですが今回の記事の内容には関係ないのでカットさせてもらいました。そのせいで頭のおだんごだけになっております。けっして中央の女の子のヒゲではないですし、毛玉を吐いてるシーンでもありません。

このキャラクター達は事前にキャラデザなどしていなく、ネームを描いてる時点で何となく走り書きしたものをほぼそのままのイメージで描いています。
こういうぶっつけ本番キャラの場合はまさにこのタイミングで初描きとなるのでここに描く段階で髪型や表情などの特徴を決めています。物語は出来上がっているので、その設定に合わせてここでなんとなく描き込んでキャラ作り完了です。こういう現代もの、特に学園物は制服のデザインが出来ていれば後はキャラを変えて描けばいいだけなので非常に楽です。身体的特徴(おっぱいの大きさとか)や服の着こなし方を変えれば尚良しです。というかブレザーって弄れちゃうから、逆に少し弄らないと不自然かも。セーラー服だと弄れるバリエーションが少なくなるのでもっと楽ですが。あ、あくまでファッションに詳しくないじょじろ~の個人的な意見です。実際、セーラー服を着ている方たちはきっと色んなアレンジの仕方を知っているのだと思います。

ちょい話が逸れましたので戻します。
この3人のキャラでとりあえず両脇の2人はいいんですが、今回お話ししたいのは中央にいる女の子です。前髪ぱっつんの女の子ですね。前髪ぱっつんはいいんですが、見てほしいのは後ろ髪の三つ編みです。下に垂らすのではなく、上に弧を描くように上げてるじゃないですか。
なんでこんな髪型にしたかというと、なんとなくです。なんとなくそのほうが見た感じも面白いかなと、ただそれだけ。なんかの画像を参考にしたわけではなく、その場のノリです。
しいていえば、それぞれのキャラがなるべく被らないようにという配慮から、ちょいと髪型に特徴をつけました。
まあ大抵はこんな感じで決めてしまい描き進めていっても何も問題はないのですが、たまにこういう特徴的な髪型などのキャラをなんとなく作ると後で困ることがあります。
このキャラのこの髪型はこの一コマをきれいに収める事しか考えずに決めた髪型なのです。
そして漫画を描き進めていくと、とあるシーンに差し掛かりました。
シーンの詳細は漫画を読んでね、ってことで差し控えますが、要はこの女の子の後ろ姿を描くシーンがあったんです。

………。……この子の後ろ髪ってどうなってのんや?

関東人が慣れない関西弁使ってすみません。
そうなんです。最初のあのシーンの事しか考えずに髪型を決めてしまったため、後ろ姿が、あの三つ編みがどういう構造でまとまってるか、じょじろ~の中でノーイメージだったんです。
こういうパターンの場合、そのままの勢いで描くとすんごいチープな画が出来上がってしまう危険性があるので、ここで一旦筆を止め、後ろ姿の考察に入ることになります。
じょじろ~は割と始めが適当なので実際こんな事が頻繁に起こります。ただでさえ描くのが遅いのに、こういう事をやってるから余計に遅くなるんです。そして最悪の場合、なかなか納得できる形にならずモチベーションが底を尽きしばらく作品から離れるという事態になることがあります。
そして今その状態です。

…というのは冗談で、これにはあまり時間はかかりませんでした。
で、考えた結果、出来たのが下の画像です。↓↓
三つ編みをぐるっと回して付け根の部分でクロスさせて桜の髪留めで留めました。まあ、じょじろ~の脳ミソではこのくらいしか思いつきませんでした。とってもショボい感じになってしまう気がして心配でしたが、描いてみたらそうでもなかったのでよかった…。でも三つ編みをこんなに綺麗に輪っかにするには三つ編みの中にワイヤーでも入れないと無理なのでは…。とか思ったけど、実際の三つ編みがどの程度造形できるのかわからないし、自分の髪では全然長さが足りんため検証できず。まあ漫画だからいいよね?

とまあ、こんな感じでいつもキャラデザで足止めを食らわされています。そりゃ、ちゃんと準備してから描き始めればこんな事にはならないだろうけど、全キャラのキャラデザとかめんどくさ過ぎるやん。。
しかもちゃんと作り込んだのにほとんど活かされなかったりとかあるんだよ、実際。

ちなみにもう一つのパターンもお話ししますね。上の記事描いてたら思い出したので。

とりま、下の画像をご覧ください。↓↓
これまた同じ「ジョンは~」という作品で、その冒頭のシーンになります。背景もあるためちょいと見づらいですが右半分、手を口に当てている黒髪の女性が描かれていますよね。この女性も例にもれず、ちゃんとしたキャラデザがされていなかったので、ここが初描きです。しかもさっきの女の子と違って最初のシーンが後ろ姿なので、ここでもちゃんとしたイメージがしにくく、なんとなく描きました。

で、物語が進み、まともに表情が描かれるシーンに差し掛かった時、この1コマをベースに描くわけですが、まあこの上のシーン、ほとんど情報ないので改めてきちんと決めなくてはなりません。
そして出来上がったキャラがこちら。↓↓


……あれ?髪の色、違くね?(微妙に髪型も)

ええ、そうなんです。冒頭ではまだキャラデザが決まってなかったキャラも多く、なんとなく黒髪でこの女性を描きました。あ、ちなみにこの女性は、楓さんといいます。バックに花が描かれているので想像できると思いますが、主人公のお気に入りの女性です。ちなみにじょじろ~的にもイチオシです。
…話が逸れましたが、冒頭で楓さんを黒髪で描いたあと、様々なキャラが出てくるのですが、そのキャラたちの多くが学生ということもあり黒髪で描かれることが多かったんです。さらには黒髪で長髪というキャラも同級生として出てきてしまったので、デザインが被るという観点で完全に黒髪はNGになりました。それに主人公が憧れる大人の女性という立ち位置であるため少しエレガントさを加えたかったので髪の毛は染めさせてもらいました。あ、でも実際の設定では染めているわけではなく地毛の色です。楓さんには娘がいるんですが、娘も同じ髪の色をしています。

と、まあそうなってくると冒頭のシーンそのままにしておくわけにはいかないよね、って事で改めて描き直したのが下の画像になります。↓↓


…うん、黒髪をただグラデーションのトーンに変えただけなんだけど、髪型もちょっと描き直した方がいいかも。(トーンも若干薄い気がするし。)…時間がある時に修正したいと思います。

とまあ、こんな感じで描き進めてる途中でキャラデザの変更があり、その前に描いてたシーンを描き直すというのもたまにあります。キャラデザをちゃんとしてないと色々とつまずく事があるので、やっぱりキャラデザ、特に物語上そこそこ関わってくるキャラの作り込みはしておいた方がいいよね。って話なんだけど、全キャラのキャラデザとかめんどくさ過ぎるやん。。(2回目)
自分は裸より断然服を描く方が好きなんですが、デザインが超苦手なんですよね。創作してる方でどんどんキャラを作っていく人たちがいますが、あれが自分にとってはなかなかの苦行だったりします。かといって二次創作にはあまり(描く側として)興味がないので、他の人がデザインしたものを描くこともほぼありません。自分がちゃんとキャラデザしないのはその辺の理由もあると思います。何より描きたいのは物語そのものなので!

そんなわけで、じょじろ~はこれからもつまずきながら漫画描いていこうと思います。
でもまあ、何年も漫画描きしてるけど、課題を課題のまま放置しちゃうのはあるあるだよね。

同意を求めたところで、今回の話は終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。


不定期活動日誌TOPへ戻る




PAGE TOP